『おはよ。未桜』



目が覚めたら、目の前には律くんの顔がドアップ。


ぱちぱちと目をしばたかせて、三秒後。



『っええ!?り、りつ、くん....っ?』


『朝から元気だな』



なんで、律くんの隣で寝てるの......!?


こんがらがっている頭で、ゆっくりと記憶を辿っていくと。



お風呂をでたら律くんに、この部屋に連れてこられて....、髪を乾かしてもらって、そのあと律くんがお風呂にいって.....あれ。



『(そのあとの記憶が.....ない、ということは)』


さあああ、と血の気が引いていく。


待ってるあいだに、なんだか眠くなって....ベッドに寄りかかってたら、そのまま──



『気持ちよさそーに寝てた』


『....ほんとうに申し訳ございません!』



土下座をする勢いで頭を下げる....と、そこで感じたもうひとつの違和感。


私いま、どんな体勢.....?