「ここは────なんつーか、俺の部屋?」
ポンと頭を撫でながら告げれば、未桜は一瞬考えるような仕草をした後、ぱっと顔を上げた。
「律くんの、部屋....って。あ、律くん専用の部屋ってこと....?」
「そ、鍵は俺しか持ってないから。まあ、個人部屋みたいな」
「す、すごいね。ソファーもベッドも....わ、洗面所まである....!」
この部屋には、最低限の家具や部屋は備わっている。
つまり、一晩くらいはこの部屋で過ごせるってこと。
「......今日はずっとこの部屋にいて。外出禁止」
あいつらとハチ合わせされても困るから。
そう付け足せば、キョトン顔の未桜。
やっぱ伝わんねー.....と心のなかでため息をつきながら、未桜の前に屈んで、耳もとに唇を寄せる。
「一晩、未桜のこと一人占めさせて」
「っ、え.....?」
未桜はびっくりしたように目を見開いて。
囁いた3秒後────りんごみたいに顔を赤くさせる



