「律くん、ドライアーってあるかな....っあ。持ってきてくれたの....?」
顔を綻ばせながら、駆け寄ってくる、のは───……
「──っ、みお?」
「うん....?どうしたの、律くん」
「ほんとに、未桜?」
「....えっと、律くん?なにかあった?」
パチパチと不思議そうに目をしばたかせて、俺を見る.....未桜らしき女。
髪の色も、背の高さも、声も──俺が知ってる未桜とそのまま
違うのは───
「....メガネ、どこ」
「へ、めがね....は、ここにあるよ?」
未桜はスウェットのポケットから、瓶メガネを取り出す。
「ちょっ、律くん.....っ?」
そんな彼女の腕を引き寄せてメガネを奪うと、耳にかけた。
「どう、したの....?」
──俺が知ってる未桜は、こっち



