え、なに....''いつもの''って....?
冬哉くんがものすごいスピードで向かったのは、冷蔵庫。
よくわからないけど....冬哉くんの機嫌が直ったなら、よかった....!
「.....おい」
....よ、かった?
冷蔵庫を開けてほんの数秒固まった冬哉くんは、先ほどとは比べものにならないくらいの殺気満ちた表情を浮かべていて。
ひっ、なぜそんなにお怒りに ....?
「ねぇんだけど。''アレ''」
「いや、俺がさっき見たときはあったけど....」
そして、冬哉くんは部屋全体を見渡したかと思うと。
「──おい、駿」
「えぇ、おれ~?」
おちゃらける駿くんをものすごい眼力で睨みつけるけど、やっぱりわからない。



