な、なに....?
やっぱり、怒ってるのかな。
おそるおそる顔をあげれば、律くんの真っ黒な瞳と視線が絡まった。
ほんとうに、キレイな目....。
まるで宝石のような魅惑的な瞳に、見惚れてしまう。
ぼーっとする私の真横にトンッ、と手をついた律くん。
「え....っと、り、律くん?」
ひぃ、ちかいちかい.....っ。
逃げようにも、律くんに覆われていて身動きすらとれないし。
そろり、と控えめに見上げれば、律くんはゆっくりと細めて、薄笑い。
....と思ったら、両手をふわりと広げて、口角をあげて。
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