私と律くんなんて、ラブラブの''ラ''の字もないのに.....!!
あわてて否定しようとすれば、首にまわる腕の力が強まる。
う、苦しぃぃ.....っ。
さっきまであんなにドキドキしてたのに、
いまは違う意味で心臓が痛い。
こ、これは余計なこと言ったら殺られるパターン.....。
「ソウナノ。トッテモ、ラブラブ」
「早く俺と二人きりになりたい?」
「ナリタイ....、ん?」
まって、言葉のチョイス間違えた気がする....。
言葉は取り消せない、とはまさにこのこと。
「....ってことだから。未桜もらってく」
「ちょ....っ、律くん!?」
手を引かれるまま、尊ちゃんの部屋のドアへとひっぱられる。



