無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる




「んふふ~、ラブラブですね未桜さん」


「っみ、尊ちゃん!」


ニヤニヤとした視線を送られて、否定のつもりでブンブンと首を横に振った。


いまのどこらへんが、ラブラブなの....。



「よく分かってんじゃん」


と、なぜか手をひかれ、ベッドから立ち上がらせられて。


──そして、ぽすっ、と勢いよく律くんの胸に顔をうずめた


背中に片腕をまわして、軽く抱きよせるような体勢。


な、なんでこんな体勢に....っ。


ドッドッ、と途端に心臓の鼓動が早くなって、全身に熱がまわるみたいな感覚になる。


「俺たちすげえラブラブだもんな?」


「っな、はぁ!?」



こ、この方はなにを.....?