少しだけ距離が縮まった、なんて....自惚れかもしれないけど。


「もー、冬哉。女の子にブサイクなんて言葉使っちゃだめ。

今は、容姿より性格重視の時代だよ!」


「....フォローになってねぇ」



呆れたように呟く冬哉くんにつられるように、苦笑いを返す。


湊くんは、うん。


自然に、さらりとひどいこと言うんだよね。


自覚がないところが、とても怖いというか....憎めないというか。



────いろいろあって、作業すること30分



「ふぅ....。おわったぁ~」


「あーー、疲れた」


「ねむーい」


「お前ら、何もやってないだろ」


くわーっとあくびを溢す駿くんと湊くんに、由良くんと呆れたようにため息をつく。