「翔、竜二」
「「は、はい!」」
突然名前を呼ばれた二人は、一斉に返事をかえした。
律くんは魅惑的に、妖艶に微笑んで
「必要以上に接近禁止だから。あいつらにも伝えとけ」
必要....、接近??
なんのこと.....と、頚を傾げたのもつかの間。
「「りょ、了解しました!!」」
一瞬ポカンとした矢橋くんと杉谷くんだったけど、すぐに私と律くんを交互に見ながら、コクコクと頷くから。
っ.....、接近って、私に!?
「なにいって....っ」
ばっ、と顔を上げれば、視線が律くんの瞳とぶつかって。
ドクン、と反射的に胸が鳴る。
そして律くんは切れ長の瞳を軽細めて小さな笑みを浮かべると、湊くんたちのほうへと行ってしまった。



