どうしようかと視線を迷わせていると、頭に感じる温かい感触。
「俺ね、こいつにすげえ惚れてんの。
お前らも仲良くしてやって」
「.....っ、」
ひどく甘ったるい声が、鼓膜を震わせる。
髪をなぞるように撫でるその手つきが、あまりにも、やさしくて。
「りょ、了解です....」
「はい.....。な、仲良くさせていただきます」
──カンチガイ、してしまいそうになる
「おーい、律!ちょっといい?」
「あー......今いく」
湊くんに呼ばれた律くんは、軽く返事を返すと、私の首にまわした腕を解いて。
離れる────かと思いきや、くるっと振りかえって



