「いえね、どうせ私あと2,3日したら帰っちゃいますし、2度とここに来ることも無いだろうし。だからひとつ、だめもとで、アタックしてみようかなと。恥を掻き捨てるってやつですよ」

花弁に浮かぶ、滑らかな肌。

「・・・高校生なんでしょ」

「だからいいんじゃないですか。女子高生ですよ。興奮するでしょ、そういうの」

突然、激しい熱が腹の底から湧き上がった。

それ以上言うな。彼女は、私の―

「案外、うまくいったりして。だって、向こうは来る日も来る日も、一人さびしくあの広いお屋敷で過しているんですよ。そんなある日、ふらりと村に立ち寄った流れ者の旅人と出会う。少女は思う。もしかしたら、これが運命の出会いなのかも。そしてふたりは、最初から分かれることが決まっていながらも、いや、それ故に燃え上がり、一夜限りの激しい夜を過すのであった・・・なーんて、イヒヒヒ。都合良すぎですかね?でもわかんないでしょ?なんてったって、まだ高校生の女の子が、両親に先立たれて、孤独な毎日を送ってるんですよ。寂しい思いしてると思うな~。ね、つけ込むには最高でしょ。あ、でも最近の女子高生は乱れてますからね。こんな田舎でも、案外あの子もやることやってたりして、あんな顔して。でも、それならそれで楽しそうっすよね。あ、やべ。テンション上がってきたぁ。よしっ。明日はひとつ、孤独な薄幸の美少女をおれのテクで、たっぷりと慰めてやるかぁ。なんて。イヒヒヒヒヒヒヒヒ・・・」


ふと、目の前が暗くなった。