それから樹くんのお母さんとお父さんもそろってパーティーが始まった。
誕生日プレゼントを貰ってケーキを食べて、今日は幸せな一日だなあとしみじみ思う。
丁度親たちが盛り上がって話し込んでいるとき私と樹くんはソファでテレビを見ていた。
最初ほど気まずくなく話せていた状況に、ほっと安堵の息を吐く
「な、ちょっと話せない?」
急な樹くんからの言葉に身体が固まる。
気づいたら手を惹かれてて私の部屋。
樹くんと先輩ってなんだかちょっと似てるな、なんて悠長なこと考えてる暇はなくあっという間に二人きり。
何を話すのか、とそわそわしていると
