「ごめん、





彼女が嫌がるんだ」




樹くんの言葉に耳を疑う。


「かのじょ…?」


「できたんだ。」



次の日、樹くんが女の子と歩いているのを見た。


''あの子''だった。



ヒロインは''あの子''だった。