仲が良くて沈黙を苦に感じたことなんてなかったのに、今日の沈黙はどこかいつもと違って。 分かったんだ。 今日はきっと正式に振られるんだ、と。 「あー、へへっ。樹くんが今言いたいこと、柚乃が変わりに言ったげよか!」 あまりの沈黙の辛さに耐えられず、精一杯の元気で苦しい声を出す。 嫌な振られ方なんて気まずいし嫌だ。 そんななら、まるで笑い事みたいに終わったらいいんだ。 私はこの気持ちを封印して茶化した。