星空の下、ふたりの約束

もしかしたら、事故にでもあったのか?

いや、それはないだろう。

夜空に限って、そんなはずはない。

大体、そんなことにでもなったら、本当にここには来ないだろう。

ていうか、来る気配がないし、今日はもい帰るか。

でもこれはただの勘だし、もしかしたらここに現れるのではないか―――と一瞬躊躇したが、その考えを振り払い、家に戻ることにした。

そう、"ただの勘"だったのに――――――――




本当に、事故に遭うなんて。