アツの中ではもうとっくに終わっている過去の事かもしれない。



今さら私に好きだと言われても、迷惑かもしれない。



忘れた事を思い出して、また嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない。



それでも私はこのままじゃ、いつまでたってもアツを過去には出来ないの。



ホント・・・勝手だよね。



私は自分の気持ちをここできちんとしてから、卒業したいよ。




せめて、“ごめんね”って・・・ちゃんと謝りたい。




「ユミ、少し時間ちょうだいね。ちゃんと考えたいから。」


「それはコナンのタイミングでいいと思うけど。・・・余計な事ばっか言ってごめんね?」



ユミには本当に感謝してる。



口に出さなくても、私の気持ちをいつも見破って、励まして、心配して・・・



「ありがとう。」



この高校でユミに出逢えた事、本当に良かったって思ってるよ。




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