俺は、コナミの目を見たまま小さく頷いた。
聞かれた事に対して、嘘をつく事だけはしたくなかったんだ。
理由を聞かせて欲しいと泣くコナミに、俺は“今は話せない”と言った。
当然そんな事、納得出来る訳ないのに・・・。
いつか、話せる時が来たら、ちゃんと話すから。
せめて翔子の事、ちゃんと話しつけて、もう大丈夫だからって言える時まで、俺を信じて待って欲しい。
なんて・・・ムシがよしぎるよな。
コナミは俺が翔子と会っていた事を知っていたんだ。
それを聞いた時、全身が震え出すのが分かった。
ここまで不安にさせて、泣かせて、悪いのは俺なのに逆に謝らせて・・・
それなのに、俺はコナミに本当の事を話す事が出来なかった。
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