びちゃびちゃの体にバスタオルを巻きつけると、そのままアツに腕を引かれてベッドまで連れて来られた。




「今日いっぱいエッチしたのに。」



「去年の話だろ?新年一発目。姫始めってヤツだよ。」




暖房ですっかり暖まった部屋の中、


熱くなった二人の体。




求め合って、重なり合って、絡み合って、


我慢しきれなくて、自分のものとは思えないようなやらしい声が漏れる。




「ふっ・・・感じてんのか?」



「んっ・・・」



「我慢すんなよ。コナミの声聞かせて?」




耳元で吐息まじりのエッチな声で囁くと、耳の中まで舐めるアツ。



「んんっ・・・あっ・・・んっ」



「お前、可愛すぎ・・・」





寒い寒いと凍えていた私達は、その晩服を着る事なく、お互いの体温を感じながら眠りについた。



目が覚めて、初詣に出かける前にもう1回。



帰って来てからもう2回。



アツ・・・元気だね。





神様にお願いしたのは、


これからもずっと、アツと一緒にいられます様に。



そして、心の中で何度もお礼を言った。


アツと出会わせてくれた事をありがとう。




アツのお願い事は、聞いても教えてくれなかったけど、少しは私との事も頼んでくれたよね?



来年も、一緒に新しい年を迎えようね。



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