「なぁ･･･チャンスくれよ。」
私の中に存在しない様な自信なさげな倉橋の声。
「チャンスって？」
「お前に好きになってもらうチャンス。
今までの事は･･･悪かった。」
･･･謝った？
倉橋が、私に謝った･･･。
えっ何？？
「倉橋って、本当に私の事好きなのーっ！？」
驚く私に、倉橋は大きなため息をついた。
「お前、マジでめんどくさい･･･」
「なっ！」
「昨日言っただろ･･････
好きだって･･･」
ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮって最後の方は聞き取りにくかったけど、ちゃんと聞こえた。
うわっマジ！？
えっ倉橋、私の事好きなの？？
彼女にしたいとか考えてるの？？
一緒にいたいとか、遊びたいとか思ってるわけ？？
私と？？
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