チラッとアツの顔を見ると、軽く微笑んで、



「どうも。コナミの方こそお世話になってます。」



なんて、そんなセリフいつ言える様になったの??




矢島くん達は、私達がまだ花火が見える場所を探していると言うと、奥に広場があるからそこで一緒に見ようと提案してくれた。




矢島くんカップルの後ろを私達が歩く。


後ろ姿ですら絵になる二人。




「ねぇアツ、優奈さんってすごい可愛くてキレイだよね?」


さり気なく、アツがどう思ってるか探りを入れたつもりが、


「うん、キレイな人だな。」



アッサリ認めやがった!!



「やっぱそう思ってたんだ。まぁ誰が見ても可愛いよね。確かに可愛いよ。仕方ないよ。」



ぶつぶつ言う私に、


「でもまぁ、俺はお前の方が可愛いと思うよ?キレイではないけど。一般的に見れば、あっちが上だろうな。」



けなされてるの?


フォローされてんの?



微妙・・・。



「余計な付け足しが多くて喜べない!もっかい言い直して!!」



ニヤリと笑ったアツが私の耳に顔を近づける。



「今日の昼間のお前、超ー可愛かった。」



昼間って・・・



「もうっスケベっ!!」



思い出したら、恥ずかしくなってきちゃった。




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