「ばーか!お前が気ー使う事ないんだよ。」



優しく笑って入口に向かって歩いてくアツの手を引き戻した。



「別に気を使ってるわけじゃないよ?せっかく会えたんだもん、ちょっと話したいなって思ったの!」



このままじゃ楽しめない。


気になって仕方ないよ。



「ホントにいいのか?お前今日すげー楽しみにしてたじゃん?」



笑顔で頷いた私に、アツはとびっきりのクリスマスプレゼントをくれたんだ。



「俺はお前とふたりでいたかった。すげー楽しみにしてたのに。」



アツがそんな風に思ってくれてるなんて知らなかった。


仕方なく私に付き合ってくれるんだって・・・そう思ってた。



「来年はふたりきりでしようね?約束だよ?」



「了解!!」



小指の約束。



すごく嬉しいよ!!


最高のクリスマスだよ!!




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