「じゃあね。ちゃんと寝てるんだよ?朝、また来るからね!しんどくなったら電話してね?」



「・・・うん。」



アツはこんな状態なのに、私を送って行くってきかなかった。




仕方ないからいっくんに電話をして、迎えに来てもらうって事で納得させた。



私・・・大事にされてるんだよね?




「・・・コナミ。」



コートを羽織った私を寂しげに呼ぶアツ。




「どうした?寂しい?」



「ばーか。風邪ひくなよ。」



あー本気で帰りたくなくなってきた。



最後にベッドに横になるアツをギュッと抱きしめて、3回キスしてお家を出た。



アツの事が本当に好き。



誰にも邪魔されたくない。



アツ以外なんて、考えられないし、嫌だよ・・・。



今日、アツに嘘ついちゃった・・・



バレたら怒られるんだろうなぁ。



佐山くんの事、早く解決させなくちゃな。




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