混雑するバスの中で、私の体はアツに守られて安全。



「アツ、今日バイトだよね?ユミと買い物行って来てもいい?」



「行けば。」



1週間後に控えたクリスマス。



昨日やっと入ったバイト代で、アツのクリスマスプレゼントを買いに行く。



ふふふ〜もう何を買うかも決めちゃってるんだよね〜。



「キモイからニヤケんな。」



「・・・アツ今日、お弁当抜きね。」



自分の彼女にキモイはないでしょ!!




「バイト終わったら自転車取りに行くから、遅くならないうちに帰れよ。」



「あっそうだね!バイト先まで持って行こうか?」



「いい。寒いから家にいろ。」



そう言うアツは、歩いて家まで来るんでしょ?



面倒くさがりのアツなのに、私の為にはいろいろ頑張ってくれるんだよなぁ。



「へへへ・・・」




「キモイ。」




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