鼻歌を歌いながら冷蔵庫を覗いていると、部屋から聞こえた着信音。
「アツ、誰からか見て?」
「お母さんから。」
「あっありがと。」
キッチンまでわざわざ持ってきてくれた携帯を受け取って電話に出る。
「もしもし?」
『コナミ今彼氏といるの?もうご飯食べちゃった?』
「まだ。今から作るとこだよ。何で?」
『良かった。今日お鍋よ!彼氏と一緒に帰って来なさい。』
「えっ!?お父さんは??」
『今日は遅くなるって今電話あった。お兄ちゃん達みんないるけど、連れておいで?』
「分かった。すぐ帰る。」
突然決まった家族とアツの初対面。
決まったというか、勝手に決めた。
今まで何度かチャンスはあったんだけど、恥ずかしくってまだ会わせていない。
まぁお兄ちゃん達はどうでもいいんだけど、お母さんにはね、
ちゃんと紹介したい。
お母さんはもう随分前からアツ〜アツ〜ってうるさいし。
お父さんには・・・まだムリかな。
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