いつもより熱のこもった唇。



いつもより熱いキス。




倒れ込む様にベッドに横になって、私達は夢中でキスをした。





体がどんどん熱くなっていく。



恥ずかしいとか、怖いとか、


そんなのはなくて、


ただもっとアツを感じたいって思った。




でもね、アツは全然先に進もうとしなくて、



我慢してくれてるんだって思った。



私がまだ気にしている事、アツは分かってるんだ。



流れに逆らって、自分を抑えてる。



伝わる。


大事に思ってくれている事。


自分の過去を悔やんでいる事。



優しいキスが、教えてくれる。




「アツ・・・」



「今日はこのままでいい。お前がいれば、もう何もいらない。」





もう充分分かってるよ。





「アツ、私の事大好きなんだね!良かったね〜彼女になってもらえて!こんな可愛い子が彼女で羨ましいねぇ〜」



冗談を言って、からかって、笑って、アツの頭を撫でる。



私だって負けないくらいアツが好き。



誰にもあげない。




「生意気。誰が可愛いって?お前、鏡見た事あんのか?」




やっぱりアツってこういう奴だよね・・・



簡単には私を上に立たせてくれない。



手強い奴。




「アツ〜素直に言ってみな?ちゃんと言えたら、よしよししてあげるよ?」




ふっ・・・て笑って甘いキスを落とす。




「コナミ好き。めちゃくちゃ好き。お前が1番可愛い。」




甘〜いっ!!!!!



「よく言えました〜!!」




ぐしゃぐしゃって頭を撫でると、アツは嫌がる事なく満足そうな顔を見せた。





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