「私の彼氏は、私の事、ちゃんと分かってるから。彼氏がいる時は、絶対彼氏以外とキスもエッチもしないって。」




ユミの彼氏は、1つ年上の違う高校に通う幼なじみ。



付き合い出したのは高2になってからだけど、お互いの事は、全て分かりきっている様な関係。



ユミは、本当に彼氏がいる時は、他の男の子と二人で遊んだり浮気をしたりはしない。



でも、彼氏がいない時は、けっこうヤバい行動を取ったりもしていた・・・。




「私が男を友達だと思ってない上で行くって言ってんだから、まぁ行かせても変な事しないって、分かってるんじゃない?だから、うるさく言って来ないし。」



「えっ!?それって逆じゃない??」



男を男だと思ってたら、行かせらんないじゃんっ!!



ユミの言ってる事がさっぱり分からない。




考えれば、考える程、こんがらがってきちゃう。



パニック状態の私を見かねたのか、ユミが説明してくれた。




「だからね、男を男だと思ってたら、それなりの距離を取るし、警戒心も持ってるでしょ?
1番危険なのは、コナンみたいに、友達に安心しちゃて、近づき過ぎる事!」



それは、ユミとユミの彼氏の間だから成り立つ事なんじゃないの?



まぁ確かに、警戒心なんて持った事ないよ?


だからって危険にさらされた事もない。


「今まで何ともなかったんだから、これからだって大丈夫だと思うんだけど・・・?」




せっかくできた友達を、男だからって失うのは嫌だな・・・。



「まぁ確かにね、成立する場合もあると思うよ?でも、崩れる時はだいたいが“男”とか“女”っていうのが原因だよ。女同士じゃありえない理由でね。」



なんか理解はしきれないけど、ユミの言ってる事は分かる気がする・・・。




「私んトコだって、信用はしてても、やっぱ心配はしてるみたいで、遊んでる時に何回か確認の電話かかってくるし。」



そうなんだ・・・知らなかった。



全く問題ない事だと思ってたよ・・・。





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