つーかいきなり何なのよっ?


ズルズル引きずられながら歩いていると、みんながビックリした様に私達を見ている。



倉橋はそんなのお構いなしで、どんどん校門に向かって行く。




「ちょっと、みんな見てるって!」



「・・・・・・」



・・・ムシかよ?






連れて来られたのは、近くの公園。



ベンチに座ったまま、無言の二人。



全く意味が分からない・・・。



「あれ?コナンじゃん!倉橋も?こんな所で何やってんだよ?」



天のお助け〜。



タイミング良く、自転車で通りかかってくれたのは、同じクラスの横山。


「横山〜っ今帰り?乗っけてって??」



「おいっ!」



立ち上がると、再び腕を掴まれて、ムリヤリ座らされた。



「もうっいい加減にしてよっ!私は早く帰りたいのっ!」



キッと睨みつけたら、倉橋は私以上に睨みをきかす。



「・・・何なのよ・・・?」



「・・・頼むから。」



一瞬、眉毛が少しだけ下がって、普段じゃ考えられない様な弱気な目をした。


でも、掴まれた腕の力は、弱まる事をしらない。



・・・誰コイツ?


変なヤツ。




「コナン?どうすんの?」


「あ〜ごめん。やっぱりいいや。」




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