突然発せられた結論のような一言には当然一同が唖然茫然と時を止めており。
それでもその間に何とか各々脳内で言葉の意味の解釈は進んでいたらしく。
当然真っ先に驚嘆の声を上げたのはソルトであるのだが。
「………………へっ?」
「っ…はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
「っ…!!?」
「誑しこんだぁっ!?」
「ちょっ…六花…」
「魔王の妹をっ!?」
「いやっ…違っ…」
「僕以外の女をっ!?」
「待っ…身に覚え…」
「僕がソルトを想って消えかけてる間に何ほかの女誑し込んでんだっ!浮気者ぉぉぉっ!!!!!!」
「違う違う違うっ!!真面目に身に覚えないからっ!!寧ろ女口説く様な暇も余裕もなかったわっ!!」
「暇と余裕があったらするんじゃないかっ!!」
「揚げ足っ!!アホかっ!!正直お前って面倒くさい女で手いっぱい過ぎて他に気回してられっかっ!!」
パンッ___。
…と、沈黙を求めて戒める百夜の手の音が鳴ったのは言うまでもない。
ついでに、『黙ってろ』という微笑み付きで。
そんな百夜の制止には話の詳細を知るべきだとソルトも六花も渋々押し黙って従うのだ。
「さて、静かになったところで。まずはりっくん、身に覚えあるでしょ?」
「へっ!?だから無いって…」
「妹っていうのはたぶん生と死の間にいた彼女のことだ」
「……あ、ああ、ああ!そうか、彼女か!」
「やぁっぱりっ、身に覚えあるんじゃないかぁ!」
「違うっ!会ったのは認めるが誑かした覚えなんて一切ねえよっ!」
「はい、二人ともステイっ!」
「………」
「………」



