私と三神くんと篠宮くんは、お互いに顔を見合わせて、それからぞろぞろと和香ちゃんの元へと集った。
保冷バッグを抱える和香ちゃんは、声だけでなく、表情まで固い。
というより、どこか怒っているような憮然とした表情だ。
「どしたんー?」
頭の上に両手を置いた篠宮くんが、のんびりとした様子で尋ねる。
和香ちゃんはその篠宮くんを一瞥して、はぁ、と地獄の果てまで届きそうな深い溜息を吐いた。
「これに関しては、バカに頼んだ私にも落ち度があったと思う。こうなることを予測しておくべきだった」
1周回って酷く落ち着いた和香ちゃんが、淡々と話す。
「何が?なんのこと?」
篠宮くんの合いの手に返答はなく、そのまま言葉が続けられる。
「非常に由々しき事態です。心して聞いて欲しい」
和香ちゃんの手が、保冷バッグの蓋に掛けられた。
一体なんだろう。
保冷バッグの中には買ってきたバーベキュー用の食材が入っているだけだ。
そう、お肉と野菜だけが……
まさか、と私は口を開いた。
和香ちゃんの細い手が、保冷バッグの蓋を開ける。
「私たちの班には、野菜が存在しません」
保冷バッグを抱える和香ちゃんは、声だけでなく、表情まで固い。
というより、どこか怒っているような憮然とした表情だ。
「どしたんー?」
頭の上に両手を置いた篠宮くんが、のんびりとした様子で尋ねる。
和香ちゃんはその篠宮くんを一瞥して、はぁ、と地獄の果てまで届きそうな深い溜息を吐いた。
「これに関しては、バカに頼んだ私にも落ち度があったと思う。こうなることを予測しておくべきだった」
1周回って酷く落ち着いた和香ちゃんが、淡々と話す。
「何が?なんのこと?」
篠宮くんの合いの手に返答はなく、そのまま言葉が続けられる。
「非常に由々しき事態です。心して聞いて欲しい」
和香ちゃんの手が、保冷バッグの蓋に掛けられた。
一体なんだろう。
保冷バッグの中には買ってきたバーベキュー用の食材が入っているだけだ。
そう、お肉と野菜だけが……
まさか、と私は口を開いた。
和香ちゃんの細い手が、保冷バッグの蓋を開ける。
「私たちの班には、野菜が存在しません」



