ふりむいて、好きって言って。(仮/旧:三神くんは恋をする)

普通に考えて、校則違反でなくても鍵が掛かっいるということは、入ってはいけないということで。


それをクラスの委員長が率先して共犯者になるわけにはいかない。


まごつく私に、三神くんはあー、と頭を搔く。


「いいんちょーって委員長だった。忘れてたわ」


「三神くん私のことを一体なんだと思ってるの」


「え、いいんちょーだけど」


さも当たり前のように三神くんが言うから、間違ってるのは私なんじゃないかという気さえしてくる。


流されないように意志を強く持たなくては、と思うけれど、三神くんは折れる気がなさそうだ。


「校則違反は停学、もしくは退学処分になることもありますよ」


「うん」


「い、行けないんだけど……」


そういうと、三神くんはしばし考えて、じゃあ、とこちらに歩みを進めた。