“同情”
三神くんに声を掛けるのは独りぼっちが可哀想だから?
独りぼっちの三神くんを助けたいから?
確かに同情もあるのかもしれない。
偽善だと言われてしまうのかもしれない。
でも、それだけじゃない。
そんなことどうでもよくなるくらい、
「私が好きなの。私が、好きで三神くんと話してる」
三神くんが笑うと嬉しい。
小さく笑う姿をまた見たいと思う。
できることならそこに私もいて、隣でその優しさを大事にしたい。
全部、私の我儘でしかないけれど。
それでも。
「ごめん、言い過ぎた。別に三神が嫌いってわけじゃないんだ」
和香ちゃんが困ったように笑いながら私の肩を叩いてくれた。
潤みそうになる目をパタパタと扇いで、駄目だなぁと独りごちる。
最近泣いてばかりで、困らせ過ぎだ。
「まぁ、三神も未琴のこと気にしてるっぽいけどねー」
「え?」
含ませて言う和香ちゃんの真意を図りかねて、私が顔を上げた時、4限目が始まるチャイムが鳴った。
「やばっ次綾芽ちゃんの授業!未琴、早く!」
「う、うん!」
トートバッグを抱えて走る和香ちゃんを追いかける。
結局、私は志谷先生に怒られたくない一心でその意味を聞きそびれてしまった。
三神くんに声を掛けるのは独りぼっちが可哀想だから?
独りぼっちの三神くんを助けたいから?
確かに同情もあるのかもしれない。
偽善だと言われてしまうのかもしれない。
でも、それだけじゃない。
そんなことどうでもよくなるくらい、
「私が好きなの。私が、好きで三神くんと話してる」
三神くんが笑うと嬉しい。
小さく笑う姿をまた見たいと思う。
できることならそこに私もいて、隣でその優しさを大事にしたい。
全部、私の我儘でしかないけれど。
それでも。
「ごめん、言い過ぎた。別に三神が嫌いってわけじゃないんだ」
和香ちゃんが困ったように笑いながら私の肩を叩いてくれた。
潤みそうになる目をパタパタと扇いで、駄目だなぁと独りごちる。
最近泣いてばかりで、困らせ過ぎだ。
「まぁ、三神も未琴のこと気にしてるっぽいけどねー」
「え?」
含ませて言う和香ちゃんの真意を図りかねて、私が顔を上げた時、4限目が始まるチャイムが鳴った。
「やばっ次綾芽ちゃんの授業!未琴、早く!」
「う、うん!」
トートバッグを抱えて走る和香ちゃんを追いかける。
結局、私は志谷先生に怒られたくない一心でその意味を聞きそびれてしまった。



