和香ちゃんが篠宮くんに手渡したのは、バーベキューの水風船合戦で手に入れた派手なサングラスだった。
あの時は使い時がないなんて文句を垂れていたけれど、まさかこんなに直ぐに出番が来るとは思わなかった。
私はすっかり存在が頭から抜けていたので、自分の部屋の本棚の上に忘れられているはずだ。
残念ながら、日の目を見ることはなさそう。
「めっちゃ海じゃん!エンジョイじゃん!青春してるわー」
篠宮くんがノリノリでサングラスを掛け、それが絶妙に似合っていたので、皆で吹き出す
お腹が捩れてしまうのではないかというくらい笑っていると、同じく横で腹を抱えていた和香ちゃんがスマホを篠宮くんに向けた。
「仁、写真撮らせて。元気ない時見たい」
ひぃひぃと細い笑い声を漏らしながら、和香ちゃんはシャッターを切る。
ぶれぶれの写真ですら、サングラス姿の篠宮くんを際立たせる要素だ。
和香ちゃんはひとしきり篠宮くんの写真を撮って、満足気に息を整えると、今度はカメラを私に向けた。
あの時は使い時がないなんて文句を垂れていたけれど、まさかこんなに直ぐに出番が来るとは思わなかった。
私はすっかり存在が頭から抜けていたので、自分の部屋の本棚の上に忘れられているはずだ。
残念ながら、日の目を見ることはなさそう。
「めっちゃ海じゃん!エンジョイじゃん!青春してるわー」
篠宮くんがノリノリでサングラスを掛け、それが絶妙に似合っていたので、皆で吹き出す
お腹が捩れてしまうのではないかというくらい笑っていると、同じく横で腹を抱えていた和香ちゃんがスマホを篠宮くんに向けた。
「仁、写真撮らせて。元気ない時見たい」
ひぃひぃと細い笑い声を漏らしながら、和香ちゃんはシャッターを切る。
ぶれぶれの写真ですら、サングラス姿の篠宮くんを際立たせる要素だ。
和香ちゃんはひとしきり篠宮くんの写真を撮って、満足気に息を整えると、今度はカメラを私に向けた。



