時折志谷先生は、適当なふりで適当じゃないことを言う。
私たちはそれにはっとなって、やっぱり志谷先生は“先生”なんだなぁと思うのだ。
「やー、課題しろって言われんのもアレだけど、突き放されるのも刺さんね」
篠宮くんは首を掻きながら、苦い笑みを作る。
自分の席から寄ってきた和香ちゃんも、今度は同じような顔だった。
「分かってるつもりでもさ、言葉にされると違うっていうか。今度こそ仁落第するんじゃない?」
「綾芽ちゃんが言うとシャレになんねぇよ」
「私たち絶対もっと勉強しとけばよかったの方の後悔だね。未琴は青春しとけばよかったの方」
「……やっぱりそうなのかな」
私たちはそれにはっとなって、やっぱり志谷先生は“先生”なんだなぁと思うのだ。
「やー、課題しろって言われんのもアレだけど、突き放されるのも刺さんね」
篠宮くんは首を掻きながら、苦い笑みを作る。
自分の席から寄ってきた和香ちゃんも、今度は同じような顔だった。
「分かってるつもりでもさ、言葉にされると違うっていうか。今度こそ仁落第するんじゃない?」
「綾芽ちゃんが言うとシャレになんねぇよ」
「私たち絶対もっと勉強しとけばよかったの方の後悔だね。未琴は青春しとけばよかったの方」
「……やっぱりそうなのかな」



