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「遥、綺麗だ」
「ケイも、すっごくカッコいいよ」
真っ白なドレスに身を包んだ遥を見て、少し昔のことを思い出していた。
懐かしいな、なんて笑うと、あの頃よりもさらに綺麗になった遥が「なに笑ってんのよ」と少し拗ねる。
チャペルの席には、真子も雄大もいた。
「遥、ありがとうな」
何度も言ったであろう言葉を言えば、遥は幸せそうに涙を零す。
今までもこれからも、俺の隣には当たり前のように彼女がいる。その幸せを噛み締めながら、俺はゆっくりとその唇に誓いのキスをした。
「愛してる」
【Fin.】
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