目を開けると周りには見とれるほど綺麗な花が咲き乱れていた。

「ここは…どこ?」

周りには誰もいないのに不安や寂しさは1ミリも感じられなかった。
しばらく立ち尽くしていると後ろから声をかけられた。

「おーい!なにしてるの?付いておいで」

そう言うと少女が私の手をとると手を繋いできた。そして、連れてこられたのはとても大きい宮殿だった。

「凄く大きなお城だ…。」

そんなことを口にした私に小さな子供は