だから、どーゆー意味っつってんのぉ~!!!!!
「はぁ…」
「本当、そうなったらさ、清田は俺の妹みたいなもんだから。妹とられた兄みたいな気持ちだよー…」
‘妹’…。
……先輩。先輩にとって、私は‘妹’的な存在なんだ。
そっか。そうだよね…先輩。私…、もう限界。
「ッ…ヒック…ウゥッ…」
由南は、幼い子供みたいに泣きじゃくった。
もう我慢の限界がきた。 先輩。
好きなのに。こんなに近くにいるのに。
あなたと私の距離は…とっても遠いんだね。
「お、おい清田。どうかした?!ってか、俺のせい?!!!」
本当先輩は最後まで鈍感だな…。
でも私はそんな先輩が好きだったんだ。
入学してから一ヶ月間ずっと。
ずっとずっと。
今、この瞬間まで。
━…こうして高校初めての恋は終わりをとじた。
