「別に照れてない!
暑いだけだし!」
バッと掴まれた腕を振りほどいて
顔を隠すように歩き出した。
早足で歩を進め、気付くと広斗の姿は見えなくて
珍しく諦めたのか
私の反応に満足したのか分からないけど
追っては来ていなかった。
そのまま学校へ着くと
すでにバスケチームのメンバーは揃っていた。
「おはよう~!」
みんなの輪に入りながら挨拶すると
「おはよう!」
と返ってきたものの
何故かにやにやしながら私を見ている。
「…何?」
「何って…ねぇ?」
と、意味深に顔を見合わせる四人。
そして
「昨日、あれからどうだったの?」
そう聞いてきたのは明穂だった。



