「べ、別に普通じゃない?」
照れを隠すために出てきたのは
そんな可愛くない言葉。
違う、そんなことが言いたいわけじゃないのに…。
一人、心の中で落ち込んでいると
「ふ~ん…。そっか。」
と、いつもの広斗らしからぬ
寂しそうな声が聞こえてきた。
「え…?」
あんまりにも想像していた
態度と違って驚いていると
「…俺、結構頑張ったんだけど
あれでも。」
と、初めて見る
自信を無くしたような広斗の
意外な姿に私は自然と言葉が口から出ていた。
「普通だなんて
お、思ってない…!
周りの女の子たちに見せたくないって思ったの!
あんまりにもかっこよすぎて…。
それに私だってあんな
裸同然みたいな姿まだ見たことなかったのに…。
バスケの時だってそう…!
なにあの色気駄々洩れの感じ…。
ずるい…。
みんな広斗のこと見てた…。」



