こうして一日目の体育祭が終わって
私は広斗の部屋にいた。
「ねぇ、なんで応援団長引き受けたの?」
体育祭の熱もだんだんと冷めてきて
広斗からもらったハッピを眺めながら聞いてみた。
「知りたいの?」
そうするとまたいつもの意地悪な広斗で
ニコニコしながら少し近づいてきた。
「うん、知りたい。」
だってすごく興味ある。
応援団長なんて絶対に引き受けるタイプじゃないし
ダンスとかだって基本何でも出来ちゃうけど
わざわざ練習しないといけないものを
やるようには思えなかったから。
「知りたいならまず結愛がなんか教えてよ。」
うーんと理由を考えながら待っていた
広斗の返事はそんな言葉だった。
いや、私がなんか教えるって
「私に教えることなんてないけど?」



