え……??
私が声を発するよりも
周りにいる子たちがキャーーっと
叫んだ。
そんな声なんて気にしてないかのように
放心状態の私を見ている広斗。
多分今の私、相当変な顔してる。
だって広斗がにやにや笑ってるんだもん。
でも、そんなの気にできないくらい
驚きと嬉しさが勝ってしまっている。
「あ、ありがと…!!」
何とか絞り出した言葉は
そんな在り来たりなものだったけど
広斗はなぜか満足そう。
「しゃ、行くか!」
「え?行くってどこに…!?」
と、最後まで聞くのを待たずに
何故か私の体は宙に浮いている。
広斗が私の脇に手を入れ持ち上げ、
赤ちゃんが抱っこされるような形で
抱きかかえられた。



