するとぞろぞろと
応援団のメンバーたちが観客席に散って行った。
「え!なんだろう!」
「こっち来るよね!?」
「きゃあ!結城先輩こっち来てない!?」
近くの女の子たちがそんな会話をしていて
パッと前を向くとそこにはすでに
広斗の姿が。
「…へ?」
この距離、完全に広斗と目が合ってる私。
「広斗…?」
そう問いかけると
急にふわっと広斗の香水の香りに包まれた。
一瞬何が起こったのかわからなかったけど
目の前には完全に上裸姿の広斗。
そこで気付いた。
「…ハッピ?」
私を包んだのはさっきまで
広斗が着ていた黒のハッピ。
「彼女とか好きなやつとかに渡すってサプライズ。
俺の彼女としてそれ受け取っとけ。」



