なんでそんなことを考えていると
コツンと頭に冷たい何かが当たった。
フッと上を見上げれば
汗を浸らせ色気倍増の広斗がいた。
「ん、それやるよ。」
目の前に差し出されたのは
オレンジジュースの缶。
「…へ?!
あ、ありがとう…。」
「つか、なにぼーっとしてんの?
あ、もしかして見惚れちゃってた?」
なんて言うから…
「…うん、見惚れてた…。」
…って、え?!
いま、私なんて…
素直に認めたことに気付き
弁解をしようと広斗の顔を見ると
いつもとは違う、屈託のない笑みを浮かべていた。
「素直でよろしい。」
頭をガシガシと撫でられたかと思えば
今度は私のハチマキをなぞった。



