そして満足そうに口角を上げて微笑み
そんな言葉を口にした。
「も,物足りないって…」
そんな顔してるはずない…
なんて言い切れない…??
確かに完全にキャパオーバーだったけど!
恥ずかしくて死んじゃいそうだったけど!
もっと触れていたいとも思ってしまった自分がいた。
それを完全に悟られていたのかと思うと
恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
両手で顔を抑え、穴があったら入りたいと
切に願っていた時
「続き、今度の体育祭で
頑張ったらご褒美としてしてやるよ。」
突然上から降ってきた言葉に
顔が真っ赤なことを忘れて広斗を見上げてしまった。
「体育祭…?」
「そう。結愛が出る競技
優勝でも出来たら続き…してやるよ。」
ニヤッと悪そうに笑った広斗は
じっと私を見つめている。
…体育祭で優勝。
って、それ普通逆じゃないの?
小説の中だと、
男の子が『優勝したらご褒美頂戴!』
とか言っちゃって、
女の子も『うん、いいよ…!』
って恥ずかしがりながらも満面の笑みで
OKするってのが王道パターンだよね…?



