俺様女王様幼なじみの恋愛模様



「…聞こえなかった?
俺ら今からイイコトすんの。
最後まで見ていく気?」


……イイコト!?


「ちょ、広斗何言って…っ!」


どうやら私にも喋る権利は与えてくれないそうで。

ついでにさっきの言葉も本気らしくて。


瞬時に私の唇は強引に奪われていた。



「…っん、ひろ…」
「黙れよ。」



胸を押し返してみてもビクともしない。


だから今度はドンドンと体を叩いてみる。





…けど、私は嫌がっているフリをしてるだけであって
本当はやめてほしくない自分がいる。


達也が目の前にいるっていうのに
離れたくないと思う私は
この二日間で変態になってしまったのか。


恥ずかしさより、
達也に対しての申し訳なさより、
広斗の熱が私の中を侵していく。