そんな2人を見送って
私の興奮も収まってきた。
「広斗、本当におめでとう。」
「結愛、こっち来て。」
手を広げた広斗に呼ばれ
広斗に背を向ける形で
広げられた足の間に座った。
すると後ろからギューって抱きしめてくれた。
「結愛色々ありがとうな。
俺が根詰めすぎたときは
息抜きさせてくれて、
コーヒー入れてくれたり
お守りくれたり、支えられた。」
「そんなに大したことしてないよ。
これは広斗が頑張った結果だから。」
お疲れ様と付け加えて
くるっと向きを変えて
広斗の首に腕を回し
今度は私が抱き締めた。
そんな私を優しく引き寄せてくれて
腰に腕を回した。
「結愛、俺と約束しよう。」
約束?



