「あともう一つプレゼントがあるの。」
はいと手渡した掌より少し大きめの箱。
「…時計。」
そう、もう一つは時計にしたの。
黒がベースで秒針のところは
ゴールでシンプルだけど
存在感があって絶対広斗に似合うと思ったやつ。
「時計にしたのは私なりのメッセージ。
この時計が刻んでいく時間、
ずっと広斗と過ごしていきたいって。」
ちょっとポエマーすぎた?
でも今日はいいや。
「…広斗、今年大学受験でしょ?
広斗が目指してるのT大だって知ってる。
これから受験勉強に集中したいって
思ってたでしょ?
私、それも知ってるんだから。」
そう、私は一年生だけど広斗は二歳年上で三年生。
そしてT大は県外にある。
「美桜ちゃんと斗真君のお店継ぐのに
経営の勉強したいんだよね?
斗真君と同じように。」
私がそう言うと
本当に驚いた顔をした。



