頭真っ白の私を残して
さっさと教室へ行ってしまった広斗。
おかげで私は一人で注目の的となってしまった。
だけど、あまりにも衝撃的過ぎて
この場から動くことが出来ない。
…だ、だって、だって
あの広斗がずっと前から好きだよって…。
う、嘘じゃないよね…?
夢じゃないよね…?
信じられない…。
私、嬉しすぎて死んでもいいかもしれない。
なんてボーっとしていたのは
どれくらいだろう。
「ちょっと結愛!大丈夫!?
とりあえず教室行くよ!!」
登校してきた明穂に連れられ、
私はやっとこ自分の教室へとやってきた。
そして席に座るなり、明穂からの質問攻めが始まる。



