そんなパパの声を無視して
私の手を堂々と握った広斗に連れられ
家を後にした。
恥ずかしいって思う反面、
ちゃんと”付き合ってる”
って言ってくれたことがすごく嬉しかった。
繋がれた手は暖かくて
なんだかホッとした。
学校へ着く間際、
生徒がたくさんいる中でも
広斗はこの手を放す気配はない。
その行動が、私がちゃんと彼女なんだってことを
表してくれているようだった。
…でも大事なことを聞いていない。
「…ね、広斗。」
「なに。」
「えっと…、その…、」
「…なんだよ。」
うぅぅぅ…、恥ずかしくて言葉が詰まるけど
絶対聞いておきたいから聞くしかない…。
「…広斗は私のこと好きなの?」
い、言っちゃった…!



