「生まれた時からですね。
俺たちの親がもともと高校時代の
親友同士で、お互いに結婚して
仲が良すぎて隣同士に家を建てたんで。」
「おー!それはすごいね!
じゃあもう子供のころから
両想いで、付き合いは長いのかな?」
「確かに子供のころから
ずっと好きでしたけど
実際付き合い始めたのは最近ですね。
彼女が高校生になるまではって思ってたんで。」
「結城君紳士なんだねー!
二人ともモテるから大変でしょ?」
紳士じゃない部分もたくさんあるけどね
なんて頭の中で思ってると
私に向かって質問をしてきたスタッフさん。
「そうですね…。
バイトを始めて一日目に
彼はたくさんの女の子に言い寄られてましたしね。」
「心配になる?」
「いいえ、全く。」
って言ってみたものの
ちょっとだけ嘘。
でも



