広斗に呼ばれ、
振り向いた瞬間ーーー
チュッ
短いリップ音を鳴らし
軽く唇が触れた。
「充電完了。」
それだけ言うとまた大量の野菜たちを
様々な形に切り出した。
…な、な、なんなの今の!?
充電完了って言ったときの広斗の顔。
いつもの意地悪な笑顔じゃなくて
ほんとに元気になった!みたいな
無邪気な笑顔だった。
「…不意打ちずるい。」
厨房から見えない影へ移動し
恥ずかしさのあまり顔を覆ってしゃがみこんだ。
数秒そうした後
何事もなかったかのように戻れば
突き刺さるお姉さま方からの視線。
…完全に見られてましたね。
でも、ちょっと良かったかもしれない。
あんまり広斗がモテるから嫉妬してたんだもん。



